なぜCCIEにみんな拘るのか?
取得してちょうど2年経過するが、なんとなく考えることがある。
考えはそれぞれだが、CCIE取得を目標とすることに少なくてもいくつか意義と有益な点があると私は感じている。
1. IOSの奥深さと自分の無知さ加減を知るにはいい機会
普通に動作させている時は正直気づかないIOSの奥深さに触れることになる。いや、IOSの奥深さというかこの世界の奥深さと言った方が適切か。Ciscoルータを触っていて使用していないコマンドは山のようにある。ただCCIEに向けて学習する上で、全てではないが、殆どに触れることになる。CCIE取得に向けて学習することで、自分の無知さ加減に大いに直面させてくれる。俺は今まで何をやってたんだ?っと。
2. 探究心を駆り立てる
プロトコルを知れば知るほど、完璧に知りたいという探究心が生まれる。こういった探究心をもって物事が理解できることに充実感を感じるのがこの世界のエンジニア。CCIEを学習する上で探究心というのは非常に重要な要素であり、CCIEに向けて学習していると、この探究心は加速し、取得後も持続する。
3. 的確な情報リソース
を知ることになる。何かを調べるにはどのリソースから情報を得るか。CCIEを学習する上では的確に素早く情報へアクセスする必要があり、その手法を確立する上ではいい機会である。正直CCOの情報の多さと内容の充実度は、Cisco Systemsという会社はこの業界のデファクトスタンダードだと改めて感じさせてくれる。
上記にあげたぐらいは、現在のCCIEホルダーの同意を得られる気がする。
私と同じ担当にももう一人CCIEがいるが、今度忘年会の時にでも聞いてみよう。
年収があがる? それには些か疑問を生じる。そもそも資格で年収があがるケースは、その資格がないとその業務に従事できない等の例で、CCIEがないとルータを触われないだとか、CCIEがあると官公庁のネットワークを設計できるようになるだとか、そういった類の物ではない。ITベンダーの資格は会社それぞれの扱いによる、というのが結論で、副次的に年収アップにつながるケースはあるかもしれない。
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