さて、IPv6はCCIEでも扱われる範囲です。
OSPFv6やRIPng(ngはnext generationの略らしいです)などIPv6対応のルーティングについても理解しなければなりません。
といっても体系的に学習できていないため、いくつか機能を見ていきたいと思います。
IPv6 のアドレス構造
IPv4 と IPv6 の最も大きな違いは、そのネットワークアドレスの長さにあるのはご存知だと思います。IPv4 が 32bit で表記されていたのに対し、IPv6 は 128bit で表記します。
IPv6 のアドレスは、前半部と後半部に分けられて管理されます。 前半の 64bit は、ネットワーク・プレフィックスと呼ばれ、後半の 64bit は、インタフェースIDと呼ばれます。
インタフェースIDは、一意性を得るためにMACアドレスから生成されるEUI64フォーマットが使用されることが多いですが、必ずこの形式を使わなければならないということではありません。(特に、サーバーでは手動で静的に設定されることが多いらしいです)。それぞれのアドレスの一意性は最終的にはDuplicate Address Detection(DAD)という仕組みで保証されます。
IPv6のマルチキャストアドレス
以下のように定義されています。FF(1111 1111)で始まると覚えればいいですね。
FF02::1
同じリンク上のすべてのノードに到達するためのすべてのノードのアドレス。
FF02::2
同じリンク上のすべてのルーターに到達するためのすべてのルーターのアドレス。
FF02::4
同じリンク上のすべての DVMRP マルチキャスト ルーターに到達するために使うすべての DVMRP (Distance Vector Multicast Routing Protocol) ルーターのアドレス。
FF02::5
同じリンク上のすべての OSPF ルーターに到達するために使うすべての OSPF (Open Shortest Path First) ルーターのアドレス。
FF02::6
同じリンク上のすべての OSPF 指定ルーターに到達するために使うすべての OSPF 指定ルーターのアドレス。
FF02::1:FF
リンク層アドレスにリンク ローカル ノードの IPv6 アドレスを解決するためのアドレス解決処理に使う要請ノードのアドレス(Solicited-Node Multicast Address)。要請ノードのアドレスの最後の 24 ビット (
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