さて、ネットワークの世界は日進月歩で、日々新たな技術が生み出され、議論されている。
全てを把握するには1日が2400時間あっても足らないだろう。
しかし最低でも自分が携わる部分について深く知っておきたいと思うのは私だけではない。
だが悲しいかな、人間のメモリには限界がある。それは歳を重ねると、あるピークを経過すると衰える一方で誰もそれを止めることはできない。そういう場合は脳のメモリに頼るのではなく、メモるのである。
そのメモがどこにあるか忘れてしまうようであれば、それは気の毒だが、ご臨終だ。
さて関連がありそうでなさそうなCiscoのメモリの話を少し。
Ciscoルータのメモリ構成や役割なぞ基本ではあるが、ルータを設計・運用する上では必須である。
"意外"とCiscoを使って設計したこと無い人などは忘れていたり知らなかったりする。 CCNAの範囲なので基本ということで・・・知らない人は知る必要があるし知っている人は読む必要はない。
・RAM/DRAM
ルーティングテーブル、ARPキャッシュ、Fastswitch用キャッシュ、パケットバッファリング、パケットホールドキューを格納する。ルータが電源オンの間、そのルータのコンフィグファイルのテンポラリメモリ、または実行メモリを提供する。RAMの内容は電源オフ時に消去される。 running configなど
・NVRAM
不揮発性RAM(Nonvolatile RAM)はルータのバックアップコンフィグファイルを格納する。NVRAMの内容は電源オフ時にも保持される。 startup configなど
・Flash
消去可能で再プログラム可能なROM。フラッシュメモリはOSのimageとマイクロコードを保持する。電源オフ時にも保持される。複数のIOSを保管することも可能
・ROM
電源オンテスト、ブートストラッププログラム、オペレーティングシステムソフトウェアを格納する。このソフトウェアは限定版IOSでトラブルシューティングに使用する。このソフトウェアをアップグレードする場合はCPUボードのチップを交換する必要がある。
0 件のコメント:
コメントを投稿